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 総延長300kmに及ぶ首都高速道路には、補修が必要な損傷が9万6600カ所ある。道路を維持・管理する首都高速道路は5月2日、その一例を報道陣に公開した。場所は、京浜運河の上を走る首都高速1号羽田線の東品川桟橋部だ。

 東品川桟橋部は、1963年10月に供用を開始した。京浜運河の上にモノレールと並行して走る幅員17mの道路だ。鉄筋コンクリート(RC)造の桟橋を直径500mmのPC杭で支えている。運河上にあり、杭が密集して立つため、維持補修が難しい場所でもある。

 東品川桟橋部には、橋桁が海水に浸かる箇所もある。直交する東京都の道路(大井北埠頭橋)をくぐっている箇所があるためだ。海面が近いため鉄筋の腐食など、塩の影響を受けているようだ。

首都高速1号羽田線の東品川桟橋部。京浜運河の上に架かり、橋桁が海面に近い。コンクリートの剥離などがあちらこちらに見える。道路の側面に見える白い筋は、1979年頃にひび割れを補修した跡(写真:ケンプラッツ)
首都高速1号羽田線の東品川桟橋部。京浜運河の上に架かり、橋桁が海面に近い。コンクリートの剥離などがあちらこちらに見える。道路の側面に見える白い筋は、1979年頃にひび割れを補修した跡(写真:ケンプラッツ)