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無電柱化コスト低減、課題は電線などの耐久性確保
国土交通省は道路の無電柱化を推進するため、電線共同溝を設けない直接埋設方式など、低コストの地中化の手法を検討している。同省の設置した「無電柱化低コスト手法技術検討委員会」(委員長:秋葉正一日本大学教授)が2月18日に公表した試験結果では、コスト低減の代償として、地中化したケーブルの表面に目視できる傷…
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過密鉄筋でも楽にせん断補強
大成建設とブイ・エス・エル・ジャパン(東京都新宿区)は共同で、過密鉄筋のコンクリート構造物でも楽に設置できる両端プレート定着型せん断補強鉄筋「I-Head-bar」を開発した。鉄筋の両端に小さい矩形プレートを工場で取り付けている。
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尾道松江線が全線開通、山陽・山陰間を近づける高速道
中国横断自動車「尾道松江線」(総延長137km)が3月22日、いよいよ全線開通する。未完成だった最後の区間である世羅インターチェンジ(IC、広島県世羅町)―吉舎(きさ)IC(同県三次市)間の延長20.4kmが同日午後5時に開通。全線開通で、広島県尾道市から島根県松江市までの所要時間が大幅に短縮される…
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LRT整備が加速? 鉄道・運輸機構を通じて国が出資
政府が2月20日に閣議決定し、今国会での成立を目指す地域公共交通活性化再生法の改正案。路線再編やサービス向上など、地方の公共交通網の再生を目指す事業に対し、国が財政投融資を活用して出資できるようにする。LRT(次世代型路面電車)やBRT(バス高速輸送システム)の整備などが加速する可能性がある。
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首都高火災、現場に消防法の規定超える危険物
首都高速道路会社は3月4日、塗装の塗り替え工事中に起きた7号小松川線の火災で、消防法が指定する塗料やシンナーといった危険物について、現場に置いていた数量が同法の定める上限を超過していたことを明らかにした。
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雪と大雨が引き金に、5人死亡の土砂崩落で報告書
2013年11月21日に秋田県由利本荘市の工事現場で土砂が崩落し、作業員5人が死亡した事故で、市の土砂崩落技術調査委員会(委員長:及川洋・秋田大学大学院教授)は3月2日、現場に降った雪と大雨が引き金となったとする報告書案をまとめた。
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再生エネ買い取り価格、太陽光は下落続く
再生可能エネルギー特別措置法に基づく固定価格買い取り制度(FIT)で、太陽光発電の買い取り価格が3年連続で下がる見通しとなった。発電容量10kW以上の場合、2015年度の1kWh当たりの価格案は27円(税抜き、以下同じ)で、14年度に比べて5円下落する。風力、地熱、水力などは14年度と同額だ。資源エ…
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スマホで測った路面の凹凸から補修計画を立案
富士通は、スマートフォンで計測した路面の劣化状態をもとに、道路の補修計画をシミュレーションするシステムを開発した。予算や技術者の不足に悩む自治体をターゲットに、2015年度からサービスを開始する方針。価格は未定だ。
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擁壁はらみ出しの責任は? 受発注者が法廷で激突へ
宮崎県日向市の市道の擁壁に生じたはらみ出しを巡り、施工した市内の建設会社A社と発注した市が互いに損害賠償を請求する異例の事態となっている。A社は2月20日付で、日向市を相手取って未払い金など約2900万円を請求する訴訟を宮崎地方裁判所延岡支部に提起。一方、市は3月中に擁壁の改修に要した費用など約23…
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設計ミスで橋台に変状、復建調査設計に賠償請求1億円
国土交通省四国地方整備局が高知県に建設中の竹崎橋で、復建調査設計(広島市)の設計ミスによって施工済みの橋台と橋脚に変状が生じていたことが明らかになった。四国地整は今後の補修に要する費用約1億円を同社に請求する方針だ。
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土木職の採用に大苦戦、自治体で追加募集相次ぐ
今年4月に入庁する土木職員を予定どおり確保できず、年が明けてからも追加で募集を掛ける自治体が相次いでいる。民間企業やほかの自治体との人材の取り合いは激しく、なかには定期採用試験の受験者さえゼロだった自治体もある。
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火災の首都高橋梁が応急復旧、通行止め解除
首都高速道路会社は2月26日午後3時、火災による7号小松川線下り線の通行止めを解除し、小松川線全線の通行を再開した。火災は2月16日に東京都江戸川区内の小松川線高架下で発生。首都高速は損傷箇所付近に仮支柱を立てて、高架橋を応急復旧した。
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LEDで山岳トンネルの変位を確認
銭高組は演算工房(京都市)と共同で、山岳トンネルの天端の沈下量や内空の変位量をLEDで可視化して、現場管理などに役立てるシステム「A-Flash計測」を開発した。掘削時に大きな変位が生じるような地山では、壁面の変位を測量用のトータルステーションで頻繁に計測する必要がある。
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【資格の攻略法】 いきなり文章を書き始めない
広島工業大学の十河茂幸教授に聞くコンクリート診断士取得術(下)
受験指導のプロに資格取得のための勉強法や解答法を聞く第3弾は、広島工業大学の十河茂幸教授。「2015年版 コンクリート診断士試験合格指南」(日経BP社)の共著者でもある十河教授が前々回、前回に続き、コンクリート診断士試験の記述式問題の解答法を伝授する。
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スリムな防護柵お披露目(衝突実験の動画あり)
国土交通省国土技術政策総合研究所は、従来のガードレールよりも断面幅が狭く、威圧感の小さい新しい車両用防護柵を開発。衝突実験でその性能を確認した。
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「最大規模の降雨」想定し浸水対策、水防法など改正
政府は2月20日、地球温暖化などの影響で頻発化・激甚化する浸水被害に対応するため、水防法と下水道法、日本下水道事業団法の3法の改正案を閣議決定した。
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北陸新幹線W7系に乗って見た駅・構造物の全て
3月14日の開業まで1カ月を切った北陸新幹線の長野─金沢間。JR西日本が開いた報道関係者向けの試乗会に参加し、真新しい北陸の動脈の姿を見た。金沢から長野まで、駅やトンネル、橋などの特徴をレポートする。
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阪神梅田駅を改良、周辺のビルや地下道と一体化
阪神電鉄は3月3日、阪神本線梅田駅(大阪市北区)の改良工事に着手する。地下ホームを1.5倍に拡大するほか、可動式ホーム柵を設置する。
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建設会社は5割超が賃金改善見込む、帝国データ調査
帝国データバンクが2015年1月に実施した企業の賃金動向の調査で、15年度に賃金の改善を見込む建設会社は51.2%に上る。2年連続で全業種中最高となったばかりか、同社が14年に調査した14年度の見込みを2ポイント上回り、50%を超える唯一の業種となった。同社が2月16日に発表した。
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【資格の攻略法】 択一式は過去問の反復学習で
広島工業大学の十河茂幸教授に聞くコンクリート診断士取得術(中)
受験指導のプロに資格取得のための勉強法や解答法を聞く第3弾は、広島工業大学の十河茂幸教授。「2015年版 コンクリート診断士試験合格指南」(日経BP社)の共著者でもある十河教授が前回に続き、コンクリート診断士試験の四肢択一式問題の勉強法を指南する。