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 相模鉄道と東急電鉄は10月5日、国土交通省から「相鉄・東急直通線」の工事施行の認可を受けたと発表した。今後、整備主体となる独立行政法人の鉄道建設・運輸施設整備支援機構が用地取得や工事に着手し、2019年春の開業を目指す。総事業費は約1957億円。07年に都市鉄道等利便増進法に基づく速達性向上計画の国交大臣認定を受け、都市計画手続きなどが進められていた。

相鉄・東急直通線の概略図(資料:横浜市)
相鉄・東急直通線の概略図(資料:横浜市)

 相鉄・東急直通線の計画区間は、JR東日本・東海道貨物線の横浜羽沢駅付近から東急東横線・目黒線の日吉駅付近を結ぶ約10.0kmの区間。羽沢駅、新横浜駅、新綱島駅の3つの新駅を設置する。羽沢駅は改札口が地上、ホームが地下、新横浜駅と新綱島駅は改札口、ホームとも地下になる。

 相鉄・東急直通線に先立ち、相鉄本線・西谷駅から羽沢駅間を結ぶ「相鉄・JR直通線」が15年3月に完成する予定で、神奈川県中央部と東京都心部が直結することになる。相鉄線・東急線・JR線による相互直通運転が実現する。

 土木工事は7工区に分けて実施する予定だ。構造形式は駅間のほとんどの区間が円形トンネルで、シールド工法によって施工する計画だ。羽沢駅、新横浜駅と新綱島駅は箱型トンネルで、開削工法によって整備する。

 地下から地表へ移行する日吉駅付近では、高架橋2層区間と掘割区間とする。高架橋区間は、既設の東急東横線の高架橋の下に相鉄・東急直通線の構造物を新設する。掘割区間では、東急東横線の敷地内に計画路線を整備する。東横線を外側へと移設し、内側に相鉄・東急直通線を整備する。

相鉄・東急直通線の位置図。計画区間約10.0kmの大半が地下区間となる(資料:神奈川県)
相鉄・東急直通線の位置図。計画区間約10.0kmの大半が地下区間となる(資料:神奈川県)