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 千葉県警察本部は、千葉県が発注した工事の指名会社の選定で不正を行ったとして、同県県土整備部技術管理課の50歳代の男性職員のほか、東総工業(千葉県旭市)の代表取締役社長と同社の元会長を逮捕した。同警察本部が10月18日に発表した。

 千葉県警察本部によれば、不正があったのは2011年4月1日から12年3月31日までの期間。競売等妨害容疑として同警察本部は捜査を続けており、不正行為の詳細などは11月5日時点で明らかにしていない。

 「逮捕されたのは県土整備部技術管理課で主幹兼室長を勤める59歳の男性職員。同職員は11年4月から12年3月まで、銚子土木事務所で次長の職に就いていた」(千葉県県土整備部)。

 千葉県では入札で指名する会社の選定に当たって、まずは工事を担当する課が指名会社の案を作成する。この案を課長以上の職員で構成する「指名業者選定審査会」で検討したうえで、指名する会社を事務所の所長が決定する。逮捕された男性職員は審査会の一員として選定に携わっていた。

 一方、東総工業は「とび・土工・コンクリート工事」で同県のA等級に格付けされる建設会社。不正を行っていたとされる11年4月から12年3月までの間に、銚子土木事務所が指名競争入札で発注した4件の工事に応札。このうち、3件の工事を受注している。受注額は、3件の合計で約3110万円に及ぶ。

 例えば、12年2月に入札した「県単交通安全対策及び県単道路維持合併工事」。「とび・土工・コンクリート工事」で格付けがA等級かB等級であることなどを条件に、同事務所は9社を指名して入札を実施。751万8000円の予定価格に対して、東総工業が729万7500円で落札している。