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各所で進む連続立体交差事業

 鉄道を連続して高架化もしくは地下化することで踏切を廃止する連続立体交差事業は、「開かずの踏切」の廃止による交通渋滞の解消や踏切事故の解消、鉄道によって分断されている市街地の一体化といった効果が見込める。国土交通省の資料によると、11年度時点では約60カ所で事業が進行しており、約140地区で事業を完了している。

 最近では、京浜急行電鉄などが00年12月から進めていた京急蒲田駅付近連続立体交差事業の高架化工事が10月21日に完了したばかりだ。同事業の対象区間は、京急本線平和島駅─六郷土手駅間の約4.7kmと、京急空港線京急蒲田駅─大鳥居駅間の約1.3kmの両区間だった。

 上下線の高架化によって、国道15号や環状8号などに合計28カ所もあった踏切が姿を消した。この中には、1時間に延べ53分間も遮断されていた踏切が含まれる。同事業は、駅舎の工事や踏切の撤去を進めて14年度末に完了する見通し。総事業費は約1892億円だ。

高架化を終えた京急蒲田駅付近の様子。写真奥が品川方面、右手が羽田空港方面だ(写真:日経コンストラクション)
高架化を終えた京急蒲田駅付近の様子。写真奥が品川方面、右手が羽田空港方面だ(写真:日経コンストラクション)