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 東京都足立区と東武鉄道が進める東武伊勢崎線竹ノ塚駅付近の連続立体交差工事が11月4日に始まった。東武伊勢崎線西新井駅―谷塚駅間のうち、竹ノ塚駅を含む約1.7kmの区間を高架化し、赤山街道などにある2カ所の「開かずの踏切」を廃止する。東京都の特別区が事業主体となって連続立体交差事業を実施する初めてのケースとして、2020年度内の完成を目指す。

 高架化に伴って廃止する竹ノ塚駅付近の二つの踏切は、1時間当たり延べ57分間も遮断される「開かずの踏切」で、歩行者の利用が多いのが特徴。鉄道の高架化によって、交通渋滞の緩和と安全性の向上が期待できる。

 2カ所の踏切のうち伊勢崎線第37号踏切道では、05年3月15日に4人が死傷する事故が発生している。この事故では、列車の接近中に保安係が手動式の遮断機を上げた結果、通行人が列車と衝突して2人が死亡、2人が負傷した。

足立区が進める連続立体交差事業の位置(資料:足立区、東武鉄道)
足立区が進める連続立体交差事業の位置(資料:足立区、東武鉄道)

東武伊勢崎線竹ノ塚駅付近で進める連続立体交差工事の平面図と縦断図。区間の南側には東京メトロの車両基地がある(資料:足立区、東武鉄道)
東武伊勢崎線竹ノ塚駅付近で進める連続立体交差工事の平面図と縦断図。区間の南側には東京メトロの車両基地がある(資料:足立区、東武鉄道)