PR

 中日本高速道路会社がベトナムに事務所を開設してから約4年。日本の高速道路会社が海外で手掛ける第1号案件にして、ベトナムで外国企業が参画する初の高速道路事業が実現する公算が高まってきた。その名も「ファッバン・カウゼー高速道路」。ベトナムの首都ハノイ市の南部で供用している国道1号バイパス(4車線)のうち、延長約29kmのファッバン―カウゼー間を改良し、運営・維持管理後に所有権を移転するBOT方式で実施する計画だ。

 今年7月に中日本高速がベトナムの交通運輸省に事業申請した結果、認可に向けた本格的な審査へと動き始めた。「これまで突破できなかった『壁』を突き抜けた。大きな一歩だ」。2008年から単身でベトナムに駐在し、事業の実現に向けて奔走してきた中日本高速ベトナム高速道路SPC設立準備室の高橋昭一室長代行は、手応えを口にする。

ベトナムの首都ハノイ市の南部に位置する国道1号バイパスのファッバン―カウゼー間は2002年から供用されている。インターチェンジとジャンクションからのみ出入りできる(写真:中日本高速道路会社)
ベトナムの首都ハノイ市の南部に位置する国道1号バイパスのファッバン―カウゼー間は2002年から供用されている。インターチェンジとジャンクションからのみ出入りできる(写真:中日本高速道路会社)

中日本高速が独自に作成したハノイ市の道路地図(上が北側)と、ファッバン・カウゼー高速道路事業の計画地を指す同社ベトナム高速道路SPC設立準備室の高橋昭一室長代行。2008年からベトナムに赴任して事業化の道を探ってきた(写真:日経コンストラクション)
中日本高速が独自に作成したハノイ市の道路地図(上が北側)と、ファッバン・カウゼー高速道路事業の計画地を指す同社ベトナム高速道路SPC設立準備室の高橋昭一室長代行。2008年からベトナムに赴任して事業化の道を探ってきた(写真:日経コンストラクション)

道路を調査する中日本高速の高橋昭一室長代行(写真:中日本高速道路会社)
道路を調査する中日本高速の高橋昭一室長代行(写真:中日本高速道路会社)