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 国土交通省は2013年から、施工者と契約を結んだ第三者(以下、品質証明者)による工事の品質証明制度を試行する。12月17日に開催した「国土交通省直轄事業における公共事業の品質確保の促進に関する懇談会」の生産性向上検討部会(部会長:福田昌史・高知工科大学客員教授)で枠組みを示した。

 品質証明者は、工事の施工状況や位置、出来形寸法、品質について、確認項目や頻度を示した「品質証明チェックシート」をもとに検査する。工事の施工状況に関しては、品質に重大な影響を及ぼす土工事やコンクリート構造物工事などの工種に限定し、検査の効率化を図る。出来形と品質は「土木工事施工管理基準及び規格値(案)」に示した項目と頻度を用いる。

 第三者による品質証明の導入に当たっては「証明内容の明確化と効率化」、「品質証明者の技術力を担保する仕組みの構築」、「中立性を確保する仕組みの構築」、「品質証明者の責任範囲の整理」の大きく四つの課題がある。国交省は試行を通じて品質証明方法の妥当性などを検証する。

工事の施工状況の確認対象となる工種(資料:国土交通省)
工事の施工状況の確認対象となる工種(資料:国土交通省)

第三者の技術力を担保するための資格要件と実務経験。資格要件については、より厳しくなる可能性がある(資料:国土交通省)
第三者の技術力を担保するための資格要件と実務経験。資格要件については、より厳しくなる可能性がある(資料:国土交通省)