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 相鉄ホールディングス(神奈川県横浜市)は2012年12月26日、100%子会社の相鉄建設(同)の株式を日成ビルド工業(石川県金沢市)に譲渡すると発表した。保有する803株を13年2月1日、すべて譲渡する。株式の売却金額は公表していない。

 相鉄建設は1967年に創業し、相模鉄道沿線を中心に土木工事や建築工事を手掛けてきた建設会社。マンションの大規模修繕や耐震補強なども得意とする。従業員数は2012年3月末時点で178人。

 10年3月期には1億5300万円の当期純利益を計上していたが、公共工事の受注競争の激化などによって12年3月期は1億4800万円の赤字に転落。民間工事の発注条件も厳しい中、現状では成長に限界があるとして相鉄ホールディングスは譲渡を決めた。

●相鉄建設の最近3年間の業績
(資料:相鉄ホールディングス)
(資料:相鉄ホールディングス)

 日成ビルド工業は、標準化された部材で造るシステム建築や立体駐車場の設計・施工などを得意とする建設会社。12年11月には、首都圏での受注拡大や流通企業の新規開拓、マンションの建設事業への参入を視野に入れた中期経営計画を発表している。

 相鉄建設を子会社とすることで、日成ビルド工業は首都圏での受注拡大を見込む。相鉄建設の顧客であるマンション管理組合などに、リース方式や割賦方式を採用した立体駐車場を売り込むほか、日成ビルド工業の生産機能を生かして相鉄建設の原価低減を図るなど相乗効果を発揮させる。