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 京都市右京区鳴滝音戸山(なるたきおんどやま)町で1月14日午前11時10分ごろ、復旧工事で床掘りに着手しようとしていた御室(おむろ)川の護岸が崩落。護岸の天端(てんば)に隣接する幅約4mの私道が、15mにわたって河川側に崩れ落ちた。

 崩落の影響で、アスファルトで舗装した私道の地下約1mに埋設した直径約8cmのガス管が破損。ガスの供給を停止するまで2時間以上、ガス漏れが続き、付近の住民14人が京都府の用意した宿泊施設に避難した。崩落による負傷者などは出ていない。

 2012年7月に崩壊した護岸の一部が再び崩れた。同年7月の豪雨によって、幅が約4mの御室川の河床が洗掘。この影響で、高さが約3.7~4.3mの石積みの護岸が22mにわたって崩壊した。

 護岸を管理する京都府の京都土木事務所によれば、崩れた部分を埋め戻し、ブルーシートで覆ったうえで大型土のうで押さえるなどの応急復旧を12年7月に施した。石積みの護岸を再建する本格的な復旧工事に着手するため、13年1月9日から土のうの撤去を始めた。土のうの撤去を11日に終え、護岸の基礎を築くために15日から床掘りに着手する予定だったという。

 崩落の詳細な原因は、1月17日時点で調査中だ。京都土木事務所では、崩落が発生した14日は現場付近で朝から雨が降っており、埋め戻していた土砂がこの降雨で緩んで崩れた可能性が高いとみている。

 私道は、15日に単管パイプと足場板などを用いて復旧。歩行者を対象に1m以上の幅員を確保した。この歩道は形状が若干異なるものの、本格復旧の工事でも築く予定だった。復旧工事の当初の工期は13年3月11日までだったが、3月末までに終える予定だ。