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 内閣官房は3月5日、「ナショナル・レジリエンス(防災・減災)懇談会」(座長:藤井聡・京都大学大学院教授)の初会合を開いた。「ナショナル・レジリエンス」とは、自民党が掲げる「国土強靭化」を指す。関連施策の推進に向けて議論を進め、政府が6月に示す「骨太の方針」と、2014年度予算の概算要求に検討結果を反映する。

 懇談会では、土木関連のインフラに限らず、エネルギーや情報通信、金融などの様々な分野を対象にリスクを抽出し、地方の声を重視しながら脆弱性を評価する。評価に基づいて優先順位を付け、当面の対策を練る。藤井座長は会合で「南海トラフ巨大地震など、日本が直面しているリスクは深刻だ。長期的な合理性を考えて取り組むことが重要だ」などと語った。

 3月下旬に第2回会合を開き、対象とするリスクと脆弱性の考え方を議論。4月上旬に脆弱性評価の指針を示し、5月下旬を目標に検討結果を取りまとめる予定だ。

懇談会の座長を務める藤井聡・京都大学大学院教授。内閣官房参与に任命された。安倍首相のブレーンとして、国土強靭化を推進している(写真:日経コンストラクション)
懇談会の座長を務める藤井聡・京都大学大学院教授。内閣官房参与に任命された。安倍首相のブレーンとして、国土強靭化を推進している(写真:日経コンストラクション)

懇談会で示した「ナショナル・レジリエンス」の検討範囲。国土強靭化計画を、既存の防災基本計画や国土形成計画、社会資本整備重点計画などの上位に位置付ける(資料:内閣官房)
懇談会で示した「ナショナル・レジリエンス」の検討範囲。国土強靭化計画を、既存の防災基本計画や国土形成計画、社会資本整備重点計画などの上位に位置付ける(資料:内閣官房)

国土強靭化の流れ(資料:内閣官房)
国土強靭化の流れ(資料:内閣官房)