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再生材の再利用も容易に

 古い舗装から生じた廃材をリサイクルして舗装材に使用しているものの、疲労破壊抵抗性や塑性変形抵抗性は、再生材を用いない場合と同等だ。骨材の最大粒径を5mm以下にして舗装材の密度を高めたり、骨材同士のかみ合わせを改善するワックス状のパラフィンを改質材に用いたりして、性能を確保した。

 舗装材の厚さが半減し、使用する材料が減ったことで、舗装改修に伴って生じるCO2排出量も約半減できる。改質材としてパラフィンを用いると、舗装を解体してリサイクルする際に、アスファルトと骨材の分離が容易になるという利点もある。

 同研究所では、試験施工した現場で1年間にわたり、定期的にわだち掘れの発生状況や平坦性、すべり抵抗性を確認していく。性能確認によって問題が認められなければ、県内の舗装改修工事に順次適用していく考えだ。