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今回使用した多軸台車は、5軸台車と3軸台車を縦方向に連結して8軸台車とし、さらに8軸台車を横方向に2台連結した(写真:勝田尚哉)
今回使用した多軸台車は、5軸台車と3軸台車を縦方向に連結して8軸台車とし、さらに8軸台車を横方向に2台連結した(写真:勝田尚哉)
多軸台車による架設のイメージ
多軸台車による架設のイメージ(資料:首都高速道路会社)
(資料:首都高速道路会社)

桁は、ベントに乗せるのではなく吊る

 通常、仮設のベントを使って桁を架ける場合、桁をベントの上に乗せて設置する。この工事で特徴的なのは、そうはせずに桁をベント横材(梁材)から吊って設置することだ。

 もし桁を乗せるためにベント横材を桁設置位置の下になる高さに設定した場合、本設の橋脚梁よりもベントの梁せい分、下端が低くなる。そうなれば、建築限界に抵触してしまう。従って、桁は本設橋脚と仮設ベント上に設置されたワイヤ・ジャッキの設備で吊り上げられ、完成までベント横材の下にあることになる。

午前1時10分頃から2時頃までの間、吊り上げ準備作業が行われた(写真:勝田尚哉)
午前1時10分頃から2時頃までの間、吊り上げ準備作業が行われた(写真:勝田尚哉)

午前1時10分頃から2時頃までの間、吊り上げ準備作業が行われた(写真:勝田尚哉)

 午前2時過ぎから3時過ぎまでおよそ1時間かけて、桁は約3.3mゆっくりと吊り上げられていった。吊り上げ完了後、多軸台車はすぐ横の工事ヤードに移動、収容された。

 この日、作業を直接行う作業員は40人ほどだが、交差点の通行止めに伴う大規模な迂回誘導のための交通誘導員は約110人に及んだ。そのほかの作業員も含めて約200人が当夜、働いていた。

午前2時7分、吊り上げ開始前(写真:勝田尚哉)
午前2時7分、吊り上げ開始前(写真:勝田尚哉)
午前3時9分、吊り上げ完了後(写真:勝田尚哉)
午前3時9分、吊り上げ完了後(写真:勝田尚哉)

作業を終えた多軸台車が移動(写真:勝田尚哉)
作業を終えた多軸台車が移動(写真:勝田尚哉)
架設桁の吊り上げ完了後、安全措置や交通施設の復旧などが行われる(写真:勝田尚哉)
架設桁の吊り上げ完了後、安全措置や交通施設の復旧などが行われる(写真:勝田尚哉)