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塩化物イオンの浸透は1mm程度

 調査によって、暴露していた供試体では塩化物イオンが1~3mmの深さまでしか浸透していなかったことが明らかになった。

 酒田みらい橋からコアを採取して塩化物イオン濃度を測ったところ、上流側のウエブの箱桁内では塩化物イオンがほとんど浸透しておらず、下流側のウエブの外表面でも深さ1mm程度しか浸透していなかった。

 塩化物イオンの浸透抑制には、ダクタルの持つ緻密な細孔構造が寄与している。さらに、未水和セメントの量やセメント水和物の量が多いので、セメントによる塩化物の固定化能力が非常に高く、塩化物イオンの拡散も抑制されている。

酒田みらい橋のウエブからコアを採取している様子。直径25mmで長さ80mmのコアに電子線マイクロアナライザーを使用して塩素分析を実施した(写真:大成建設)
酒田みらい橋のウエブからコアを採取している様子。直径25mmで長さ80mmのコアに電子線マイクロアナライザーを使用して塩素分析を実施した(写真:大成建設)

■コア供試体の断面における全塩化物イオン濃度分布
(資料:大成建設)
(資料:大成建設)