PR

270tの橋桁がお台場を走り、橋を渡る

取材当夜の架設ステップ(2)
2台の台車を接続して計4台で東側橋を渡る
取材当夜の架設ステップ(2)2台の多軸台車を接続して計4台で東側橋を渡る
(資料:国土交通省関東地方整備局川崎国道事務所)

 多軸台車は東側橋上に移動する前に路上で、ブロック桁4を既に支えている2号台車と3号台車に加え、セッティングビームの両端を1号台車と4号台車でそれぞれ支え、4点支持にして東側橋を渡る準備をした。東側橋への荷重負担を分散させるためだ。

 また先頭の1号台車はやはり東側橋への荷重負担を軽減するために、最終的な2点支持には能力が足りない小型軽量の台車にした。1号台車は東側橋を渡った後、大きな5号台車に置き換える算段だ。最後尾の4号台車は最後まで東側橋上に進入しないので、初めから2点支持用の大きな台車にしている。

 ブロック桁4の本体は長さ約50メートルで重量約270t、セッティングビームは両端合わせて約50tあり、組み上がった状態の構造全体では長さ65m、320tに及ぶ。午後10時45分頃、ブロック桁4は東側橋に向けて動き始めた。

4台の多軸台車による4点支持になったところで東側橋に向けて移動を始めた(写真:勝田尚哉、7月2日午後11時10分頃撮影)
4台の多軸台車による4点支持になったところで東側橋に向けて移動を始めた(写真:勝田尚哉、7月2日午後11時10分頃撮影)

4台の多軸台車による4点支持になったところで東側橋に向けて移動を始めた(写真:勝田尚哉、7月2日午後11時10分頃撮影)

多軸台車が東側橋を渡るときの設備構成
東側橋渡橋時の装備構成図(資料:国土交通省関東地方整備局川崎国道事務所)
(資料:国土交通省関東地方整備局川崎国道事務所)

 多軸台車による移動中は、ブロック桁の構造に良くない応力が生じないように4台の台車全ての反力を監視し続けた。さらに、東側橋のたわみ計測も同時に実施した。ブロック桁と東側橋の両方をリアルタイムで監視しながら台車を走行させていった。

東側橋の上に1号台車が進入(写真:勝田尚哉、7月2日午後11時25分撮影)
東側橋の上に1号台車が進入(写真:勝田尚哉、7月2日午後11時25分撮影)
東側橋の上を進んだブロック桁に近寄って下から見る(写真:勝田尚哉、7月2日午後11時42分撮影)
東側橋の上を進んだブロック桁に近寄って下から見る(写真:勝田尚哉、7月2日午後11時42分撮影)

3号台車まで進入完了(写真:勝田尚哉、7月2日午後11時59分撮影)
3号台車まで進入完了(写真:勝田尚哉、7月2日午後11時59分撮影)
台車が進入完了。これからブロック桁4を画面左向きに移動して中央に見える橋脚上に載せる(写真:勝田尚哉、7月3日午前0時15分撮影)
台車が進入完了。これからブロック桁4を画面左向きに移動して中央に見える橋脚上に載せる(写真:勝田尚哉、7月3日午前0時15分撮影)