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社内に潜在的リスクを発見する検討会設置

 3カ年計画では新たな技術開発の需要も示唆している。例えば、どうしても撤去できない道路上の標識やジェットファンなどの吊り構造物の変状を把握する技術の必要性を指摘。今後、集中的に監視できるセンサーなどの技術の開発が望まれる。

 点検や補修などに、構造物の経年劣化や潜在的リスクを反映させる取り組みも計画に盛り込んだ。その一つが、中日本高速が6月18日に社内に設置した「構造物のリスクに関する調査検討会」だ。現地調査や既存資料の検討から道路構造物の潜在的リスクを把握し、点検や補修、更新などに反映する。

 さらに安全や安心に関する取り組みとして、国民へ情報を積極的に開示する。重要業績評価指標(KPI)に新たな指標を追加。例えば、「橋梁保全率」や「道路上の重量構造物に対する安全対策進捗率」、「社員の安全意識度」、「お客様の安心感」を新たに設定する。

 道路構造物の健全度や点検・修繕の進捗を国民へ積極的に情報開示する重要性などは、国土交通省の「社会資本整備審議会道路分科会道路メンテナンス技術小委員会」の中間取りまとめで指摘されていた。

■従来の重要業績評価指標(KPI)の内訳
(資料:中日本高速道路会社)
(資料:中日本高速道路会社)