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掘削にはNATMを採用

 大学共同利用機関法人高エネルギー加速器研究機構によれば、ILCの実験施設を設置するトンネルはNATM工法での掘削を考えているという。当初はTBM(トンネルボーリングマシン)での掘削を想定していたが、工期やコストを考慮してNATM工法を選んだ。

国際リニアコライダーの直線部分のトンネル内のイメージ(資料:Rey.Hori/KEK)
国際リニアコライダーの直線部分のトンネル内のイメージ(資料:Rey.Hori/KEK)

 トンネルは直線部分の長さが約31kmで、土被りは主に50~300m。断面は幅が約11mで、高さが約5.5m。内部に仕切りを設けて加速器と電源機材などを設置する。さらに、ダンピングリングと呼ぶ加速器に付加する施設を設ける長さが合計約3kmの円形トンネルや、地上から加速器などを設置するトンネルに接続する合計約10kmのアクセストンネルを構築する。

 これらのトンネルの建設に要する費用は、約8300億円と見込む。測定器の費用や消費税などは含んでいないが、8年間調査して算出したという。