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これまでにない問われ方に戸惑いも

 記述式試験のうち、もう一つの「課題解決能力」を問う論文は13年度の改正によって新設されたもの。12年度までの一般論文(建設一般)の専門性をより高めた内容になっており、2問から1問を選択する形だ。

 詳細な内容や実務経験を詳しく問う問題は少なく、維持管理や老朽化など時流を意識したテーマから出題した科目が多かった。「専門知識と応用能力」を問う論文に比べれば、「想定内」と感じた受験者は多かったと思われる。

 ただし、科目によっては問われ方に戸惑い、十分に記述できなかった人もいたようだ。例えば、「河川、砂防及び海岸・海洋」や「道路」、「トンネル」などでは課題や解決策を述べた後に、留意点や課題(残存リスク)などを記述する必要がある。

 さらに、選択した科目の「技術士として」答えるよう求めるものもあり、技術士像が明確にイメージできない場合は、書きづらかったと考えられる。

 個々の出題内容は標準的で難問や奇問の類いはなかったものの、12年度までの技術士試験ではほとんど見られなかったこれらの問い方に対し、どう解答すべきか悩んだ受験者は多そうだ。

 ケンプラッツでは引き続き、記述式試験の主要8科目と択一式試験を対象に、13年度に出題された問題を掲載。択一式や科目ごとの出題内容について改めて解説する予定だ。