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啓開計画作成業務も発注予定

 重点対策には計画作成業務やハード整備も多数、盛り込まれた。13年度中に、紀伊半島や四国、九州などで津波による浸水が想定される地域の主要道路で、緊急車両の通行ルートを確保する啓開計画を作成する。その後、この計画をもとに道路の耐震補強や代替路線の整備も進める。

 日本の大動脈であるJR東海道本線や国道1号、東名高速道路などが並走する静岡市由比地区では、地震による大規模地すべりの恐れがあるので、今後5年間で重点的に対策を推進する。

 濃尾平野のゼロメートル地帯では、地震による液状化で木曽川の堤防が沈下することが想定されており、高さ5mに上る津波を防げない恐れがある。国交省は河川堤防の耐震・液状化対策を早期に進めるほか、堤防で防げない場合に備えて、緊急排水計画の作成も推進する。

静岡市由比地区。写真の左側に大規模な地すべりブロックが存在しており、地震による崩落で大動脈の道路や鉄道を寸断する恐れがある(写真:大村 拓也)
静岡市由比地区。写真の左側に大規模な地すべりブロックが存在しており、地震による崩落で大動脈の道路や鉄道を寸断する恐れがある(写真:大村 拓也)