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 9月16日朝に上陸した大型の台風18号の影響で、東海道新幹線の富士川橋梁が架かる富士川の水位が上昇し、JR東海は午前8時40分から静岡─新富士間の上下線で運転を見合わせた(のちに静岡─三島間に拡大)。しかし、9月1日に運用を始めた新しい計測装置による運転規制によって、従来より早く規制を解除でき、午後3時に運転を再開した。

 河川に架かる橋梁では、増水時に橋脚のまわりの地盤が掘られる洗掘と呼ばれる現象が起こり、橋脚の強度が低下する恐れがある。そのため、東海道新幹線の一部の橋橋梁では洗掘の深さを推定するための指標である水位を基準とした運転規制値を設けている。

 しかし、水位によって一律に規制することから、天候が回復して実際に橋脚の健全度に問題がなくても、運転規制を解除できないことがあったという。 そこで、規制水位を下回らない時点でも安全を確認できるよう、橋脚の洗掘状況を計測・把握できる装置を開発し、富士川橋梁で9月1日に運用を開始した。

河川水位が規制値に達した場合の運転の取り扱い(資料:JR東海)
(資料:JR東海)