旧車両基地跡地に新駅なるか
田町の車両基地の移設によって、10~15haの用地が生まれる。山手線のなかで品川─田町駅間は約2.2kmと最も長いこともあって、新駅設置の期待が大きい。JR東日本は一度も正式に発表していないが、たびたび新駅構想に関する記事がメディアに上っている。
両駅の中間には都営浅草線・京急線の泉岳寺駅があり、交通の要所になっている。山手線に新駅設置となれば、1971年の西日暮里駅以来となる。
東京オリンピック・パラリンピックの2020年開催が決まり、JR東海が2027年開業を目指すリニア中央新幹線のターミナル駅が品川駅となることも正式発表されたので、新駅を含めた再開発構想がいよいよ具体化しそうだ。
さらに、車両基地をかすめて海岸部を通り、羽田空港方面に向かう現在休止中の貨物線を活用して、JR東日本が新路線を整備する構想も浮上している。実現すれば、車両基地周辺は羽田空港と直結する交通結節点となり、価値が高まる。