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開業21年目には増収額が事業費を超える試算

 北本市は新駅の開業から5年後に、市内の人口が少なくとも約3200人増加すると見込む。新駅周辺では、利便性が向上することで不動産の資産価値が向上するので、固定資産税や都市計画税も増えるとみている。

 このため、寄付金などが得られなかったと想定して市の費用負担を約57億円とした場合でも、開業から21年目には市が負担する事業費を、増える税収の総額が上回ると予測している。総事業費の約72億円で費用対便益比(B/C)を試算した場合でも、開業から22年目にB/Cが1.0を超え、30年後には1.185になると予測している。

57億円で想定した支出総額と新駅の設置で見込む税収増の累計額(資料:北本市)
57億円で想定した支出総額と新駅の設置で見込む税収増の累計額(資料:北本市)

 北本市の人口は05年1月の7万1241人をピークに減少が進んでいる。13年11月には6万9060人となり、30年には6万人を切る見込み。高齢化の進展に伴って社会保障関連費用の増加も予想できることから、新駅の設置が税収を増やすために有効だと北本市はみている。

北本市の人口と高齢化率の推移(資料:北本市)
北本市の人口と高齢化率の推移(資料:北本市)