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 東海旅客鉄道(JR東海)は8月26日、リニア中央新幹線の品川駅―名古屋駅間の工事実施計画を国土交通大臣に認可申請した。総工事費は以前の試算から935億円増え、5兆5235億円になる見込みだ。国交相などの意見を踏まえた最終的な環境影響評価書も同日、国交省に提出。国交相が認可すれば9月にも着工できることになる。

2013年8月に走行試験を再開した山梨リニア実験線(写真:中川 美帆)
2013年8月に走行試験を再開した山梨リニア実験線(写真:中川 美帆)

 品川駅―名古屋駅間の総工事費は、2009年12月の調査報告の段階で5兆4300億円。

 当時の試算では、リニア新幹線の車内の照明や空調に用いる電力の供給に、ガスタービン発電装置の車内設置を想定していた。これに対して新たな試算では、車内電力の供給に誘導集電を採用。磁界誘導を用いて地上から非接触で電力を送り込む同方式の採用で、安全性を高めて環境負荷を抑制した。

誘導集電方式による車両への電力供給のイメージ
誘導集電方式による車両への電力供給のイメージ(資料:国土交通省第19回「超電導磁気浮上式鉄道実用技術評価委員会」)
(資料:国土交通省第19回「超電導磁気浮上式鉄道実用技術評価委員会」)