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 八ツ場ダム(群馬県長野原町)の水没地移転代替地の整備などに使用された鉄鋼スラグから、環境基準を超える有害物質のフッ素の溶出が検出された。同町上湯原地区の代替地では、既に建っている2軒の住宅の庭からも検出されている。移転代替地の整備を発注した国土交通省関東地方整備局は、問題の鉄鋼スラグの撤去に踏み切る。

 関東地整によると、群馬県内で発注した八ツ場ダム移転代替地や国道17号バイパスなどの直轄工事で鉄鋼スラグ混入の疑いのある56工事のうち、27工事の現場で環境基準を超えるフッ素や六価クロムの溶出が検出された。同地整が2014年12月26日に分析試験結果を公表した。

国土交通省関東地方整備局が2014年12月26日に発表した鉄鋼スラグに関する分析試験結果(資料:関東地方整備局)
国土交通省関東地方整備局が2014年12月26日に発表した鉄鋼スラグに関する分析試験結果(資料:関東地方整備局)