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 大雪の季節を迎え、市民に向けて除雪作業の進捗などをツイッターで随時、発信する独自システムを開発した建設業団体がある。

 群馬県建設業協会は2014年2月の記録的な大雪の際、除雪の様子をツイッターで発信したところ大きな反響があったことから、一般向けの広報活動に生かせると判断。同協会の「災害情報共有システム」を刷新し、現場からの情報をソーシャル・ネットワーキング・サービス(SNS)で簡単に発信できる機能を追加した。

群馬県建設業協会が開発した新災害情報共有システム「ぐんケン見張るくん」の画面。同協会の会員が現場でスマートフォンなどを使って、選択形式で災害情報を入力。撮影した写真や動画を添付して送信すれば、同システムを通じて自治体や協会で情報を共有できる。協会で災害情報を精査したうえで、SNSに投稿する(資料:群馬県建設業協会)
群馬県建設業協会が開発した新災害情報共有システム「ぐんケン見張るくん」の画面。同協会の会員が現場でスマートフォンなどを使って、選択形式で災害情報を入力。撮影した写真や動画を添付して送信すれば、同システムを通じて自治体や協会で情報を共有できる。協会で災害情報を精査したうえで、SNSに投稿する(資料:群馬県建設業協会)

 同協会が08年度から運用していた災害情報共有システムは、協会会員の機動力を生かして、GPS(全地球測位システム)機能付き携帯電話を使った情報収集や行政機関との情報共有を柱としていた。建設業協会が費用を捻出しての運用は、全国初の取り組みとして注目された。

 刷新したシステムは従来の機能を生かしながら、協会がNTTドコモと提携して開発。14年12月に運用を開始した。システム管理者である協会が、現場から寄せられた情報をパソコンの画面上でクリックするだけで、ツイッターに投稿できるようにした。

 従来は、会員からシステムに届いた災害情報をもとに、協会の担当者がわざわざ書き直すなどひと手間掛けてツイッターへ投稿していた。

 新システムでは携帯電話やスマートフォンから位置情報や文字、画像に加えて、新たに動画の送信が可能になった。協会会員約340社のネットワークを使って災害の最前線の情報を収集し、ホームページやツイッターなどを通じて一般市民に発信していく考えだ。