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鶴見川多目的遊水地

 1960年代からの急速な市街化によって失われた保水機能などを補うよう、遊水地を整備して流域の水害に対処する。平常時は公園となる遊水地の運用を2003年6月から開始。2004年の台風では総貯水量の3分の1が流入して水害を防いだ。1979年に旧建設省が「総合治水特定河川」に指定し、80年に全国に先駆けて総合治水対策に着手。その一環として多目的遊水地を整備した。面積84ha、総貯水量は390万m3で、洪水時は1秒当たり200m3の流量を低減することができる。遊水地内は、横浜市が横浜国際総合競技場などの施設を設置して「新横浜公園」として一般に開放している。写真左手に見えるのが、鶴見川に面した堤防の一部を低くした越流堤。ここから洪水を遊水地内に流入させる。

  • 名称:鶴見川多目的遊水地
  • 場所:横浜市港北区小机町~鳥山町
  • 発注者:国土交通省関東地方整備局京浜河川事務所
  • 主な設計者:建設技術研究所(水理検討)、三井共同建設コンサルタント(施工計画検討)、応用地質(地盤沈下検討)、日本建設コンサルタント(排水門詳細設計)ほか
  • 施工者:若築建設、東亜建設工業、石川島播磨重工業ほかJV、りんかい日産建設、不動建設
  • 工期:1985年1月~2003年6月
  • 総事業費:1700億円

より詳しい情報は「日経コンストラクション2004年12月24日号」に掲載されています。