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「100年に一度」とも言われる不景気の影響で、建設業も大きな打撃を被っています。

しかし、こんなときこそ、思い切った技術革新で生産性の向上を目指す戦略も必要ですね。


国土交通省中部地方整備局でも昨年、「建設ICT導入研究会」が設立され、3次元マシンコントロールや

トータルステーションによる出来形管理などの技術を中小の現場でも導入しようという活動が始まりました。


今年は、土木の分野でもITをフルに活用した施工技術の革新が、本格的に始まるのでは

ないでしょうか。


そんななか、コマツが昨年末に発表したニュースリリースを見てビックリ。



ナ、ナ、ナ、ナ、ナント



290t積み無人ダンプ



が縦横無尽に走り回っている鉱山がオーストラリアにあるというのです。


同社がオーストラリア西部にあるウエストエンジェルス鉱山に納入した無人ダンプトラック運行システム

「Front Runner(フロント・ランナー)」
が、稼働を開始したことを伝えるニュースでした。


世界最大級の無人ダンプトラック5台のほか、超大型油圧ショベル、大型ブルドーザー、大型ホイールドーザー、

大型モーターグレーダーを1台ずつ組み合わせたもので、チリの銅鉱山に続き2カ所目の現場導入とのことです。


オーストラリアのウエストエンジェルス鉱山で稼動するコマツの930E無人ダンプ運行システム(以下の写真:コマツのニュースリリースより)


ダンプは電気駆動式で290t積みの巨大さ

鉱山開発は過酷な環境のために人材が集まりにくいそうです。無人ダンプならこのような場所でも鉱山開発が可能に

なり、



大幅な生産性の向上



が期待できるそうです。


無人ダンプ運行システムには、「高精度GPS位置情報システム」や「ミリ波レーダ」、「光ファイバージャイロ」などの

最先端技術が使われているとのこと。


鉱山を所有するリオ・ティント社では、システムから得られるデータを解析し、狙いどおりの結果が出た場合には、

同社の他の鉱山にも、無人ダンプ運行システムを導入していくそうです。


また、コマツなどの建機メーカーでは、対人地雷を除去するマシンも開発し、対人地雷の被害に苦しむ地域の

復興支援活動を行っています。


この技術を土木に応用すれば、海外での砂漠や荒れ地の農地開発など、日本の建設業の新しいビジネス

チャンスになるかもしれませんね。