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昨日(1/22)から東京・有明で開催されている恒例の展示会イベント「CALS/EC MESSE 2009」は、

電子入札、電子納品といった従来からのテーマに加えて、「建設生産システム」という視点が

加わりました。


それは、出展社の展示内容にも現れています。あちこちのブースで目立ったのは、3次元技術を

使った設計、施工に関するシステムです。


なかでも、ユニークな製品は国産CADの老舗企業だったダイナウエアが、BIGAL(ビーガル)と

社名を変えて出展したブースにありました。



ナ、ナ、ナ、ナ、ナント、



3次元スキャナーで顔認証



するという新機軸の入退室管理システム「VisionAccess」が、展示してあったのです。


ビルなどに設置する入場ゲートに3次元スキャナーが備えてあり、顔の3次元形状を約4万点ほど

瞬時に計測し、登録してある形状にマッチするかどうかを判断し、ゲート開閉をコントロールするものです。


画像を使って判断するシステムの場合は、登録してある人の顔写真を貼ったお面をかぶってくると

突破できたりすることがありますが、さすがに3Dだとそんな小細工は通用しませんね。


BIGALのブースに展示してあった3D顔認証システム「Vision Access」(左)。顔は画像でなく、3次元モデルとして認識される(右)


JACICブースで発見したデジタルカメラで3Dモデルを作成できる「Photog-CAD」(左)。建設コンサルタンツ協会では災害時の避難シミュレーションを3次元で見せていた(右)


フォーラムエイトブースで発見した3Dモニター。メガネをかける(右)と、非常にシャープな走行シミュレーション動画(右)を見ることができます


もちろん、「CALS/EC体験コーナー」(左)も。展示会場の様子(右)

このほか、建設コンサルタンツ協会が3次元による災害時の避難シミュレーションシステムなど、

JACIC(日本建設情報総合センター)がデジタルカメラで崩壊地などの3次元モデルを作る

システムを展示していたりと、3次元関係のものが増えてきたように感じました。


それは、きっと、今年3月に発表される予定の「CALS/ECアクションプログラム2008」に



3D技術による設計、施工



に関する内容が多く含まれそうだということを先取りしているのかもしれません。


CALS/ECは、これまで発注者に納品したり、手続きしたりするデータ形式や手順などに限定

された勘があり、ある意味、閉塞感も漂っていた感もありました。


しかし、現在、内容を詰めているCALS/ECアクションプログラム2008では、「生産性の向上」という

テーマが加わり、受注者側のワークフローも含めて、官民が協力して建設業に変革をもたらそう

という雰囲気になってきたように感じます。


これからのCALS/ECは、新しい期待ができそうですね。