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3次元CADをコミュニケーションツールとして本格活用
売上高が大底の約2倍に急上昇した美保テクノス


BIMによって生産性を上げる---この言葉を単なるスローガンではなく、実際にBIMの導入によって業績向上を実現させた建設会社が出始めています。その一例が鳥取県米子市に本社を置く地方ゼネコンの美保テクノスです。

ご多分にもれず、鳥取県における建設投資も“右肩下がり”が続いているなか、同社が2004年に建築用3次元CAD「Revit Architecture」(以下、Revit)を導入し、業務に本格活用を始めるやいなや、同社の売上高は急上昇。2007年度には大底だった2004年に比べて約2倍まで増えました。

2001年度の売上高を100としたときの美保テクノスの業績推移。一時、売上高は減少したが3次元CAD「Revit」を導入し、業務に本格活用を始めた結果、2007年度には約2倍まで回復した(以下の資料:特記以外は美保テクノス)


市況が厳しいなか、同社の売上高が増えた要因は、3次元CADを施主、設計者、施工者の間のコミュニケーションツールとしてうまく活用したことです。

まず、何回も工事を発注してくれるリピーターが増えました。「美保テクノスに頼むと、設計内容をCGなどにビジュアル化してどんどん出してくれるのでわかりやすい」という施主が、次の工事でも同社に依頼するようになりました。

次は、3次元CADによる作業スピードアップ効果です。設計コンペなど、他社と同じ条件で設計を始めた場合、他社がまだCGやパースさえ作っていない段階、美保テクノスはアニメーションまで作っているという具合に、常に他社より多くのアウトプットが出せたことです。その結果、施主は「もっと次が見たい」という気持ちになり、同社に設計業務を依頼することになったのです。

さらに、コストダウン効果もあります。設計内容を初期段階から3次元CADを使ってビジュアルに見せることで、設計承認が早くなりました。CGやパースなどを設計者自身で即座に作れるようになったため、意匠設計段階での外注費も半減しました。

3次元CADで設計した建物のイメージ(左)と実際に完成した建物(右)
3次元CADで設計した建物のイメージ(上)と実際に完成した建物(下)