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日本全国、どこでもインターネットが使えるようにするためには、離島や人口密度の低い地域など

に、いかに低コストで回線を引くのかが課題になります。


有線ケーブルを敷設するのは、膨大な工事費がかかりますが、無線LANなら電波の届くところを

一挙にサービスエリアにできるのでその活用が注目されます。


このほど、ビックリするような実験が成功しました。


ナ、ナ、ナ、ナ、ナント、無線LANで



62.9kmの通信に成功



したのです。


日本無線とNTT西日本鹿児島支店が、三島村、鹿児島大学学術情報基盤センターの協力を得て、

鹿児島県南さつま市と同鹿児島郡三島村の黒島間で実験を行ったものです。


この距離は関東では、東京駅から神奈川県の二宮駅間、成田空港と羽田空港間、

関西では大阪駅から加古川駅や和歌山市駅あたりの距離に相当します。


実験に使用した機器の構成(以下3点の画像:日本無線のプレスリリースより)


無線LANの電波の送受信に使われたパラボラアンテナ


MAPIONの直線距離測定サイト「キョリ測」で実験区間と思われる地点を表示してみました

日本無線では2008年2月にも、鹿児島県指宿市と同三島村竹島間で47.5kmの無線LAN通信に成功して

いますが、今回の実験はその記録を大幅に更新する快挙です。


伝送速度は1.5Mbps固定の設定で、この長距離にもかかわらず実行速度が1.2Mbps得られたそうですから



少し遅めのADSL



くらいの通信速度は確保されたようですね。


実験に使った装置は登場のWiFi無線LANと同じ性能・機能で、免許も不要なものです。

今回の実験では、占有周波数帯幅を約4.1MHzと通常の4分の1に縮小したものを使いました。


計算上はまだまだ長距離通信が可能なようですから、日本全国のブロードバンド化をローコスト

で実現したり、“モバイル無線LAN”の長距離化を行ったりするのに役立ちそうな実験ですね。