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2005年8月に米国南東部を襲ったハリケーン「カトリーナ」によって、ニューオーリンズの街は多大な被害を被りました。

ニューオーリンズは海抜と同じか、それよりも低い土地が多いので、まちづくりには水害のリスクに対する配慮も欠かせません。

そこで、ハリケーンにも耐えられ、水害にも強いビルはどうあるべきかと考えた米国の建築家、ケビン・ショファー(E. Kevin Schopfer)氏が出した結論は、


ナ、ナ、ナ、ナ、ナ、ナント、


巨大な“浮きピラミッド”


だったのです。


「NOAH(New Orleans Arcology Habitat)」と名付けられたこの構想では、建物の基礎となるのは高強度コンクリートで造られた巨大な浮体です。浮体の周囲には直径約360m、深さ約76mの堤防が築かれ、水位が調整できるようになっています。

そこまでして浮き輪にこだわる必要があるのかと思ってしまいますが、ニューオーリンズの地盤は軟らかい粘土層が厚くたい積しているため、あえて浮体構造を採用したとのことです。

総床面積27万7000m2、高さ約360mの建物本体は三角すいの形をしています。この形状を採用した理由は、強度と安定性に優れた構造であること、ハリケーンの強風を建物内部を通過させることです。

建物のいろいろな部分には風力発電用の風車が取り付けられ、太陽光発電パネルや下を流れるミシシッピ川の水流を利用した水車なども設けます。

ニューオーリンズでの建設を想定した「NOAH」の構想を発表した、ケビン・ショファー氏のホームページ

さて、この巨大な建物の中はどうなっているのでしょうか。