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今回の建設IT注目情報 ~テクラ「Tekla Structures 16」~

 建築分野でのBIM(ビルディング・インフォメーション・モデリング)の活用は、基本設計から詳細設計へと進みつつあります。さらに、工事現場での建設機械や資材の動きを空間的に再現して、施工シミュレーションにも活用されています。

 BIMモデルデータの“大河”は、建設プロセスの上流から下流へ粛々と流域を拡大しているようですね。

 ソフトやハードの業界では、この流れをさらに加速するような製品開発が進んでいます。BIM対応の詳細設計用ソフトを販売するテクラは、最新版の「Tekla Structures 16」を2月1日に発売しました。

 このソフトは、構造や設備の部材を、鉄筋やボルトの1本1本に至るまで、3次元で詳細に設計を行うものです。今回のバージョンアップでは、実務レベルでの操作性や、他社製ソフトとの連携性の向上を図りました。

 その中で、注目すべきは設計したBIMモデルデータを確認するための無料ビューワー、「Model Reviewer」です。このビューワーは、BIMモデルデータとビューワーソフトを一体化したファイルです。添付ファイルとしてメールで送ることができます

 データを受け取った人は、このファイルを開いて、構造部材のモデルデータをチェックし、修正指示などを書き込んで送り返します。そのとき、便利なのは、

ナ、ナ、ナ、ナ、ナント、
 
視点とコメントを連動
 
させて、記録できることなのです。

 膨大な数のボルトや鋼材からなる構造物の設計で、修正指示などを出す場合、その位置を表現するのは大変です。でも、視点とコメントが連動していると、その場所を探し出す時間が大幅に削減できますね

(上段左)Tekla Structuresで設計した構造部材のBIMモデル。(上段右)「Model Reviewer」で視点とコメントを連動して記録したところ。(下段)Tekla Structuresは上海万博の中国パビリオンの設計にも使われた(資料:テクラ)

 部材が詳細にBIMで設計できるようになると、鋼材の工場製作手順も変わって行きそうですね。複雑な加工をBIMデータを使って簡単にやってのける加工マシンが、日本に上陸してきました。