PR

今回の建設IT注目情報 ~三菱電機「セキュリティーシステム連動・エレベーター行先予報システム」~

 朝の出勤時や昼食時に、高層ビルのロビーでエレベーター待ちの行列をよく見かけます。エレベーター乗り場の前にセキュリティーゲートを設けたビルでは、行列がゲートの外まで延びていることもあります。

 この混雑を解消しようと三菱電機は、「セキュリティーシステム連動・エレベーター行先予報システム」を開発しました。セキュリティーゲートで各人のIDカードから読み取った情報を利用して、

ナ、ナ、ナ、ナ、ナント、
 
輸送効率を約15%アップ
 
することができるシステムなのです。

 ポイントは、複数台のエレベーターを運用する群管理システム「シグマAI-2200C」と、建物の入退室管理システム「MELSAFETY-G」を連動させたことです。

 セキュリティーゲートを通過するときに、IDカードから読み取った各人の情報を基に、システムは行き先階ごとにエレベーターのかご(号機)を瞬時に“指定”。乗るべきエレベーターのかごをゲート脇の表示板で利用者に知らせる仕組みになっています。その結果、一つのかごには同じ階に行く人がまとまって乗るようになるため、停止階を減らせるのです。

 同社では2010年1月15日から2月19日まで、東京・丸の内にある東京ビルディングで実証実験を行いました。その結果、5分間当たりの輸送量はシステム導入前は150.5人だったのが、導入後は174.3人に増え、 出勤時の混雑時の輸送力を15.8%向上させることに成功しました。

セキュリティーシステム連動・エレベーター行先予報システムの構成。セキュリティーゲート通行時に読み取った利用者のID情報をエレベーターの行き先階として自動登録する。 エレベーターは各利用者に乗車すべき号機をセキュリティーゲートの表示器に表示する(資料:三菱電機)
行先予報システムの効果。エレベーターを行き先階ごとにまとめて配車するため、停止する階が減少する。乗車時間も短縮できる(資料:三菱電機)

 15.8%の輸送力向上という数字だけを聞くと、「たったそれだけなのか」と思う人がいるかもしれません。ところが、このシステムがもたらす効果は絶大なものがあるのです。