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今回の建設IT注目情報 ~大成建設「立体設計図システム」~

 BIM(ビルディング・インフォメーション・モデリング)で設計を行う大きなメリットは、図面が読めないお施主さんにも設計内容が分かりやすいことです。

 ただ、BIM用の3次元CADソフトは設計者用に作られているため、設計者が打ち合わせの場にパソコンを持参し、お施主さんが見たいところを表示しながら、設計内容を確認したり、意見をもらったりというプレゼンテーションが多いようです。

 そこで、大成建設では、お施主さん一人でも建物のBIMモデルを見られるシステムを開発しています。操作を簡単にするために、

ナ、ナ、ナ、ナ、ナント、
 
ゲームコントローラー
 
を使って、建物の内部をあちこち移動して見られるものなのです。

 まだ、名前は決まっていませんが、「立体設計図システム」とも言うべきものです。その正体は、建物のBIMモデルデータとビューワーソフトを一体化したファイルです。

 お施主さんは、このファイルを設計者からもらえば、ゲーム感覚で建物内外のあちこちをウォークスルーしながら、壁紙を変えたり、床や壁をはずしたりしながら、設計内容を心ゆくまで、じっくりと確認できます。

ゲームコントローラーを使って建物内部をウォークスルーできる仮称「立体設計図システム」(写真:家入龍太)
壁や天井を非表示にして内部の設備を見たところ(左)。床下の配管はその上を赤白のマークが動き、流れの方向が分かる(右)(資料:大成建設)

 大成建設では、今年4月からこのシステムを設計業務などに活用していく予定です。将来的には、さらにBIMの活用範囲を広げることにも役立ちそうです。