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今回の建設IT注目情報 ~オートデスク「AutoCAD Civil 3D 2011」~

 先日のコラムで、オートデスクの3次元CAD「AutoCAD 2011」を紹介しました。この3次元CADは、3Dレーザースキャナーで計測した膨大な数の点群データを読み込む機能を搭載ています。この機能によって、点群データをCADデータに変換する間が不要になるので、建設業の生産性向上が見込めそうです。

 これと同様の機能は、4月20日に同社が発売する土木設計用の3次元CAD「AutoCAD Civil 3D 2011」にも搭載されます。

 土木設計用のCADらしいのは、
 
ナ、ナ、ナ、ナ、ナント、
 
点群を3次元地形の面
 
に変換する機能を搭載したことです。現況地形の面データを、すぐCAD上に作れるとなると、その後の作業もはかどりそうですね。

3次元レーザースキャナーで測定した膨大な点群データ(左上)を読み込み、自動的に3次元地形データを作成する機能を搭載したCivil 3D 2011(資料:オートデスク)

 この3次元地形データの上に、新設する道路や河川などを設計できます。その形状を、情報化施工用のデータとして出力することができ、3次元マシンコントロールによる重機の制御や、出来形管理に使えます。

Civil 3D 2011で強化された機能。測量データから設計、施工へと3次元データのまま情報が流れる(資料:オートデスク)

3次元モデルで設計した道路の形状(左)。設計した盛り土などのデータは情報化施工用に切り出すことができる(左)(資料:オートデスク)

 設計者にとって点群データを気軽に扱えると、実務での活用度も高まりそうですね。現に、中央復建コンサルタンツなどでは、点群データを活用した3次元土木設計手法の確立に取り組んでいるそうです。

 Civil 3D 2011では、「点群をはじめ各種測量データを読み込み、それを現況地形として設計し、現場で利用する」という測量から施工まで一貫した3次元データの処理機能がいっそう強化されています。この機能を前提に、オートデスクでは、土木・インフラストラクチャー整備事業向けに、「BIM(ビルディング・インフォメーション・モデリング)」に似た新しいコンセプトを発表しました。