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今回の建設IT注目情報 ~中部電力「外部電源式アイドリングストップ給電スタンド事業」~

 高速道路のパーキングエリアなどで、駐車したトラックの中で仮眠や休憩をとっているドライバーをよく見かけます。

 その間、冷暖房を行うため、エンジンはかけっ放しになっていることが多くあります。わずかな空調エネルギーのために、走行用のエンジンをアイドリングするのは、もったいないですね。

 そこで、中部電力はトラックステーションやパーキングエリアなどで、待機中のトラックに電力を供給する事業を5月1日に開始することになりました。

ナ、ナ、ナ、ナ、ナント、
 
アイドリングストップ
 
を、電力ビジネスに生かそうというのです。

 この事業は運送事業者を対象に行うものです。パーキングエリアなどには100Vと200Vの電気を給電できるスタンドを設置する一方、トラックには受電用の電源ケーブルや給電システムに対応したクーラーや100Vコンセントなどを取り付けます。

 ドライバーは、中部電力発行の「利用者認証カード」を給電スタンドの読み取り装置で認証し、トラック側の電源ケーブルをスタンドにつないで電気を使います。

外部電源式アイドリングストップ給電システムのイメージ図(資料:中部電力)

事業スキームの一例(資料:中部電力)

 こうすると、アイドリングをストップさせていても、クーラーや電気毛布、加湿器のほかテレビやパソコンなども使えます。音も静かで快適に過ごせそうですね。

 東京電力では、同様のサービスを既に2007年から行っており、中部電力では給電スタンドの相互運用を行います。

 ちなみに利用料金は1時間当たり72円(税込み、以下同じ)。それに1台当たりの基本料金が毎月1050円かかります。利用者は後日、利用実績に応じて料金を払う仕組みです。毎日6時間、年間250日使った場合の料金は約12万円となります。

 一方、アイドリングで空調などを毎日6時間、年間250日行ったときの燃料代は年間23万4000円になりました(中部電力の資料に基づき、軽油1Lを100円、アイドリング時の軽油使用量を1時間当たり1.56Lとして計算)。コストの点ではほぼ半減といえそうです。さらに、CO2排出量も大幅に減らすことができるのです。