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今回の建設IT注目情報 ~鹿島「ICタグを用いたプレキャストコンクリート部材の品質管理」~

 ビルの建設に工場製作のプレキャストコンクリート(PCa)部材を活用すると、型枠工事や配筋工事など現場での作業が大幅に減るため、施工の安全性や品質、工期などの点で様々なメリットがあります。

 ただ、PCa部材は外観からはコンクリートの配合や強度、養生状態などが分かりません。様々な強度の部材を工場で製作し、現場に搬入する際には、取り付け場所を間違えないように注意が必要です。

 そこで、鹿島はPCa部材の製作から現場での取り付け、施工後の維持管理などを一貫して行える新しいシステムを開発しました。

ナ、ナ、ナ、ナ、ナント、

 
ICタグをPCa部材に埋設

 

し、そこに情報を書き込む方式を採用したのです。

 PCa部材を工場製作するとき、型枠や配筋をセットする段階で直径22mm、書き込み容量112バイトのICタグを取り付けます。そしてコンクリートの配合や打設日時、養生方法などを携帯情報端末(PDA)で入力します。

 工事現場では、ICタグの情報を取り付け位置の管理に活用するほか、取り付け日時やグラウトなどの現場施工情報を書き込みます。

 建物の完成後は、これらの情報を維持管理やトレーサビリティーに活用することができます。建物を長く使っていくうえで、貴重な情報となりそうですね。

PDAによる情報の読み取り作業(左)とPCa部材に埋め込むICタグ(写真:鹿島)

 さらに、このICタグの情報は、BIM(ビルディング・インフォメーション・モデリング)と連動することにより、いっそう価値が高まりそうです。