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イエイリはここに注目した! ~24時間の施工で完成した6階建てパビリオン~

 そのパビリオンは、日本館や中国館など各国のパビリオンが立ち並ぶエリアから川をはさんだ対岸にありました。遠大集団のパビリオンです。

 6階建てで普通のビルのような地味な外観なので、つい見過ごしてしまいがちです。しかし、驚くべきはその施工スピード。ナ、ナ、ナ、ナント、
 
わずか24時間で完成
 
したのです。

わずか24時間の現場施工で完成した上海万博の遠大集団パビリオン(写真:家入龍太)


動画投稿サイト「YouTube」で公開している建設過程のビデオ(動画:遠大集団)

 これらの建物のように、プレハブ化した部材を現場で組み立てていくだけで建てられるようにすると、現場での作業が簡単になり、高所での作業時間も短くなります。そのため現場の安全性も高くなるでしょう。

 そのためには、設計時に徹底した干渉チェックや施工シミュレーションを行っておき、ビル全体の部材を「組み立てキット」のように準備しておくことが必要です。

 日本の建設業界では、BIMの活用が普及しつつあります。デザインの追求はもちろん、生産プロセスを徹底して合理化するといった活用法が重要になってくるでしょう。

家入龍太(いえいり・りょうた)
1985年、京都大学大学院を修了し日本鋼管(現・JFE)入社。1989年、日経BP社に入社。日経コンストラクション副編集長やケンプラッツ初代編集長などを務め、2006年、ケンプラッツ上にブログサイト「イエイリ建設ITラボ」を開設。2010年、フリーランスの建設ITジャーナリストに。IT活用による建設産業の成長戦略を追求している。
家入龍太の公式ブログは、http://www.ieiri-labo.jp/。ツイッターは、http://twitter.com/ieiri_lab