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今回の建設IT注目情報 ~日立建機、クラリオン「オーバービューモニターシステム」~

 大型の土木工事現場や鉱山などでは、街なかではまず見かけない超大型のダンプトラックや油圧ショベルが使われています。

 ダンプトラックの場合は200t前後の土砂を積載でき、タイヤで乗用車を踏みつぶせるほどです。油圧ショベルは本体重量が120t以上、バケット容量が5m3以上もあります。そのため、運転席からの死角も多く、重機周辺の人や車両の状況を把握するのはとても困難なのです。

 そこで日立建機とクラリオンは、複数のカメラを建機に搭載し、その合成画像を運転席のディスプレーに表示する「オーバービューモニターシステム」を共同で開発しました。

ナ、ナ、ナ、ナ、ナント、
 
建機周辺を見下ろせる
 
ようになっているのです。

 建機の前や左右、後ろなどに車載用の広角カメラを取り付け、その画像を変換・合成して、運転席を中心とした平面図のような「オーバービュー」画像を表示するものです。周囲を広く映した「ワイド表示」と、建機周辺を拡大した「ズーム表示」が選べます。後ろ方向は、ダンプの荷台下に取り付けたカメラの画像を表示します。

マイニングダンプトラック(鉱山用ダンプトラック)に搭載した4台のカメラの位置。1:フロント、2:右サイド、3:左サイドの3台のカメラで前方と左右の様子を合成して表示する。4:リアで後方を映し出す(写真:日立建機)

運転席のディスプレーに映したワイド表示のオーバービュー画面(上)とリアカメラ画像(下)。肉眼では確認しにくい建機周りの状況や、ほかの車両との位置関係も分かりやすい(資料:日立建機)

 このシステムは、「安心・安全、快適なドライブのサポート」をテーマとしてクラリオンが開発中の車載用小型カメラ技術をベースに開発しました。同社は日立グループの一員で、これまでも日立建機の油圧ショベル用に後方監視カメラと運転席ディスプレーからなる「バックモニターシステム」を開発してきました。

 建機のすぐ脇に人や車両などが存在していてもすぐに分かるので、作業の安全性は大幅に高まりそうですね。さらに便利なのは、距離情報も分かるようになっているのです。