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今回の建設IT注目情報 ~オートデスク「クリーンテック・パートナープログラム」~

 3次元モデルを使って設計するBIM(ビルディング・インフォメーション・モデリング)は、環境性能の高い建物を造るのに有効な手段です。

 例えば、建物の形や向きを調整して太陽光を照明として生かしたり、窓の大きさやひさしを調整して空調負荷を減らしたりしながら、建物が消費するエネルギーの少ない設計を追求できるからです。

 しかし、創業間もないベンチャー企業は資金力が乏しく、BIMソフトを使いたくても数十万円という価格がネックとなって、導入をためらうケースが少なくありませんでした。

 そこでオートデスクは、これらの企業を対象に「クリーンテック・パートナープログラム」という支援活動を始めました。BIMを含めた様々な3次元設計ソフトを特別価格で提供するというものです。

 例えば、同社のRevit Architectureの通常価格は60万~75万円(税別)ですが、このプログラムに参加すると、
 
ナ、ナ、ナ、ナ、ナント、
 
わずか1万円(税別)
 
で購入できるのです。

 同プログラムは2009年6月に米国オートデスク社が立ち上げ、既に北米と欧州で実施しています。このほど、日本でも導入することになりました。

 参加するためにはオートデスクのウェブサイトから申し込み、審査にパスする必要があります。応募条件は、「技術ならびに、関連ビジネスモデルを通じて、環境問題の改善に貢献する製品またはサービスを開発するベンチャー企業」で、業種は問いません。

 建築や土木の分野では、環境性能に優れたグリーンビルディングや、太陽光・風力発電、次世代の電力供給システムであるスマートグリッド、環境負荷が低いインフラで構築したスマートシティーなどを手がける企業なら対象になります。

2月15日、東京で開催した記者発表会でクリーンテック・パートナープログラムについて説明する米国オートデスク社サステナビリティ・ディレクターのリネール・キャメロンさん(写真:家入龍太)

オートデスク社長の鬼澤盛夫さん(左)と、ビデオでメッセージを送る米国オートデスク社CEOのカール・バスさん(右)(写真:家入龍太)

「クリーンテック・パートナープログラム」のウェブサイト。参加を希望する企業はここから申し込む(資料:オートデスク)

 初年度の募集は約50社を予定しており、次年度以降は応募状況をみたうえで決めるとのことです。また、バージョンアップについては毎年、一定額を払うことで各ソフトの最新版を継続的に入手できる「サブスクリプション」というサービスを利用する必要があります。

 このプログラムの対象となるソフトは、Revit Architectureを含めて6製品あります。1万円で各ソフトをそれぞれ5本まで買えるので、金額換算すると最大約2270万円分にも上ります。