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イエイリはここに注目した! ~建物や機器の基礎となる“大地のネジ”~

 それは三英のブースにありました。先端がとがった鋼管の周りにらせん状の突起が付いており、木工用のネジを思わせる形です。

 この製品はドイツ生まれの「グランドスクリュー」(2010年5月発売)というもので、文字通り、
 
“大地のネジ”
 
として機能するのです。

 使い方は、専用の機械で木ねじのように大地にねじ込むだけ。その上に太陽光発電パネルの架台や監視カメラ、送電用の電柱などを設置できます。

 1本4.5kgのグランドスクリュー(標準価格:1万5500円)を使うフェンス用基礎の場合、作業員2人で1日30本を施工できます。使用後は引き抜いて再利用することも可能です。

 建物の基礎など、大きな支持力が必要な場合は、クローラー式の打ち込み機を使う大きなサイズのグランドスクリューも用意されています。

三英のブースに展示されていたグランドスクリュー(右)と専用の施工機(左)(写真:家入龍太)

 太陽光発電やスマートグリッドに限らず、ITでビルや街、土木構造物の管理を自動化するシステムの裏側には、これらの機器を設置するための基礎や架台、新しい維持管理の仕事が生まれています。このビジネスチャンスを建設業界でもうまく生かしていきたいですね。

家入龍太(いえいり・りょうた)
1985年、京都大学大学院を修了し日本鋼管(現・JFE)入社。1989年、日経BP社に入社。日経コンストラクション副編集長やケンプラッツ初代編集長などを務め、2006年、ケンプラッツ上にブログサイト「イエイリ建設ITラボ」を開設。2010年、フリーランスの建設ITジャーナリストに。IT活用による建設産業の成長戦略を追求している。
家入龍太の公式ブログは、http://www.ieiri-labo.jp/。ツイッターは、http://twitter.com/ieiri_lab