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 「ゲーム機器や趣味用ロボット、室内用無人飛行機で、建物内部の3次元形状を計測できる時代になった」──2011年7月26日、イタリア・ピサで開催されたバーチャルリアリティーの専門家会議「World 16 Summer Workshop 2011」で、米国のジョージア工科大学(Georgia Institute of Technology)建築学科の研究員、マシュー・スワート(Matthew Swart)氏は、一般消費者向けの機器を活用した計測技術の最新動向について講演した。

ゲーム機器に内蔵された3D計測機能に注目

 スワート氏は演台にマイクロソフトのゲーム機器「Xbox360」用の周辺機器である「Kinect」、そしてパソコンを持ち込んだ。

 Kinectは、マイクロソフトが2010年11月に発売した「Xbox360」用のデバイスだ。ゲームをするプレーヤーのジェスチャーや音声を感知し、ゲームコントローラーを使わず、自分の体の動きによってゲームを楽しむことができる。複数のプレーヤーの動きを検知するため、赤外線を使って3Dレーザースキャナーと同様の“点群データ”を瞬時に計測できる機能を持っている。

 この機能を活用して、スワート氏は会場となったピサ大学の講義室内をその場で計測し、3Dレーザースキャナーと同様の点群データを披露したのである。

Kinectを手に演台から講演会場を計測するスワート氏(写真:家入龍太)

講演会場となったピサ大学の講義室(写真:家入龍太)

リアルタイムで取得される点群データ(資料:Matthew Swart)

三角形の集合体からなる「ポリゴン」に変換した点群データ(資料:Matthew Swart)