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住宅設計ソフトもアンドロイド端末に対応

 3次元の住宅プレゼンテーションソフト「3Dマイホームデザイナー」などを開発・販売するメガソフト(本社:大阪府吹田市)は、2010年7月、同ソフトで作成した住宅などの3次元データを、iPadやiPhoneで閲覧できるアプリケーション「3D家ビューア」を無料公開している。

3Dマイホームデザイナーで作成した3次元モデルをiPadやiPhoneで見られる「3D家ビューア」(写真:メガソフト)

 専用サーバーにアップロードした3Dマイホームデザイナーのデータを、iPadなどにインストールした「3D家ビューア」を使って、インターネット経由でアクセスして閲覧するクラウド・サービスだ。建物を360度自由な角度から見られるほか、拡大・縮小や、あらかじめセットした視点から建物内部を見られる。

 ただ、このサービスは、3Dマイホームデザイナーのユーザーが、自分の作品を公開してアピールするなど、コミュニティーの場やホビー用途としての性格が強かった。

 そこでメガソフトは、2011年8月30日に、同社のパソコン用ソフトで作成した住宅や店舗、オフィスなどの3次元モデルを、アンドロイド端末で見られる建築分野向けクラウド型3D提案システム「3Dプレイス」のサービスを開始した。iPad/iPhone版も9月1日にリリースされた。

 「3Dプレイスビューア」というアプリをタブレット端末にインストールし、サーバーにアップされた建物のデータを閲覧する点は3D家ビューアと同様だ。

 ただこのシステムには有料版の「プロエリア」があり、特定のユーザーだけしか閲覧できないようにすることができる。間取りプランやオフィスレイアウトを不特定多数に知られることがないため、設計者が施主と建物の設計情報を共有し、合意形成を図りながらプロジェクトを進めていくことが可能だ。

 3Dプレイスにデータをアップロードできるソフトは、「3DマイホームデザイナーPRO7」、「3DオフィスデザイナーPRO3」、「インテリアデザイナーNeo」、「厨房プランナー(近日対応予定)」。いずれもプロ向けの製品だ。

特定のユーザーだけしか閲覧できない有料版の「プロエリア」も備えた「3Dプレイス」(資料・写真:メガソフト)