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避難ビルへの津波荷重も可視化

 「地球環境を守る、それは設計者すべての使命です」――BIM対応の流体解析(CFD)ソフト「WindPerfectDX」を開発・販売する環境シミュレーションは、動画投稿サイト「YouTube」に、こんな言葉から始まるプロモーション動画を投稿した。

 目に見えない風や熱などの動きを解析するCFD解析がどんな技術なのかを、文章と図だけで理解してもらうことは難しい。そこで風の動きを無数の粒子で表現した動画をつくった。風通しのよい建物の形や配置、オフィス内の風の流れ、自然換気による空調、建物に作用する風の力などが、CFD解析によってどのように検討できるかを説明する動画だ。さらに、BIMソフトとの連係についても簡潔に紹介している。

環境シミュレーションがYouTube上で公開したCFD解析ソフトのプロモーション動画(資料:環境シミュレーション)
環境シミュレーションがYouTube上で公開したCFD解析ソフトのプロモーション動画(資料:環境シミュレーション)

 その長さはわずか3分20秒。動画と実写を効果的に盛り込んだり、分かりやすい文字タイトルやナレーションを入れたりと、動画の編集には手間ひまがかかるが、短時間でCFDとは何かを説明できるのは、動画ならではの効果と言える。

 同社ではYouTube上に、環境シミュレーションのチャンネルを開設し、様々な動画をまとめて公開している。チャンネルとは、YouTube上に設けたブログサイトのようなものだ。動画とともに解説の文章を随時アップし、動画を見た人は感想などのコメントを書き込める。

 環境シミュレーションのチャンネルには、CFD解析に関する30数本の動画がアップされている。

 なかでも、最も再生回数が多いのは「避難ビルへの津波荷重シミュレーション」という動画だ。3階建てのビルに津波がぶつかったときの水の動きや建物に作用する荷重を、動画で示したものだ。津波が建物に衝突した後に空中に高く跳ね上がり、建物の屋上に激しく落下する様子がよく分かる。また、建物の開口部を考慮したときには、1階の室内に大きな内圧が生じて、2階の床を押し上げることも分かる。

「避難ビルへの津波荷重シミュレーション」では、建物に津波が衝突したときの挙動が分かりやすい(資料:環境シミュレーション)
「避難ビルへの津波荷重シミュレーション」では、建物に津波が衝突したときの挙動が分かりやすい(資料:環境シミュレーション)

 この動画の長さはわずか54秒。これだけの短時間で、CFDによる津波解析がどんなものかを理解できるのも、動画ならではの威力と言えるだろう。

 このほかBIM対応のCFDソフトベンダーとしては、「FlowDesigner」を開発・販売するアドバンスドナレッジ研究所も、自社ウェブサイト上の「シミュレーションケース」というコーナーで動画による事例をまとめて紹介している。YouTube上に公開した動画をまとめたものだ。CFDソフトというものを説明するためには、やはり動画は欠かせないようだ。

YouTubeに投稿した動画を紹介するアドバンスドナレッジ研究所の「シミュレーションケース」コーナー(資料:アドバンスドナレッジ研究所)
YouTubeに投稿した動画を紹介するアドバンスドナレッジ研究所の「シミュレーションケース」コーナー(資料:アドバンスドナレッジ研究所)