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EVをマンション住民でカーシェアリング

 日ごろ、クルマの利用頻度が少ないマンションの住民が、かさばる買い物をしたり、交通の便が悪い場所に出掛けたりするとき、手軽にクルマを借りられる「カーシェアリングシステム」が近くにあると、自分でクルマを所有しなくても済む。また、短距離の利用には、ガソリン車よりもEVの方が環境にも優しく、おしゃれな感じがする。

 こうしたマンション住民の要望にこたえて、オアシスソリューション、サイトレック、三菱自動車工業はマンション向けに三菱自動車工業のEV「i-MiEV」専用のカーシェアリングシステム「MiEV SHARE SYSTEM」(仮称)を開発した。

 マンションの敷地内にEVの貸し出しステーションを設け、マンション住民はパソコンや携帯電話などからインターネット経由で利用日時を予約する。予約時間になると、管理されたキーボックスから鍵を取り出してクルマを利用し、使用後にキーボックスに返却する仕組みだ。

 EVをカーシェアリングするときは、クルマの連続使用によってバッテリーの電気がなくなってしまう恐れがある。そこで予約段階から充電時間を考慮した受付管理を行う機能や、車両の返却時にクルマ検知センサーが作動して、充電ケーブルの挿し忘れを警告する機能が付いている。

キーボックス(左)と充電器(右)
キーボックス(左)と充電器(右)

「MiEV SHARE SYSTEM」(仮称)のシステム概要図(資料・写真:三菱自動車工業)
「MiEV SHARE SYSTEM」(仮称)のシステム概要図(資料・写真:三菱自動車工業)

 三菱自動車工業のEV「i-MiEV」には、16kWhの容量を持つ蓄電池が搭載されており、一般家庭の1日~1.5日分の電力を蓄えられる。そのため、災害時の非常用電源としての利用も見据えている。

 三井不動産レジデンシャルでは、2012年9月下旬竣工予定の分譲マンション「パークホームズ大倉山」(横浜市港北区 総戸数177戸)で、EVのバッテリーの電力を非常用電源としてマンションの共用部に供給するシステムを設ける。

 このシステムは三井不動産レジデンシャル、日産自動車、フルタイムシステムが共同開発したもので、カーシェアリング用の日産リーフのバッテリーに蓄えられた電気を、停電時にマンション集会室内に設けた非常用コンセントに給電するものだ。外部からの電力供給がない状況でもワンセグテレビやラジオ、スタンド照明の利用や、携帯電話の充電(1日20機を想定)が最大10日間できる。

平常時と災害時の電気の流れ(資料:三井不動産レジデンシャル)
平常時と災害時の電気の流れ(資料:三井不動産レジデンシャル)

「パークホームズ大倉山」の完成予想図(資料:三井不動産レジデンシャル)
「パークホームズ大倉山」の完成予想図(資料:三井不動産レジデンシャル)