AR.Drone:無人ヘリコプターをiPhoneでコントロール

 フォーラムエイトではフランス・パリに本社を置くパロット(Parrot)社製の4翼付き無人ヘリコプター「AR.Drone」を使った、飛行型ロボットの開発を進めている。農地など人が踏み入りにくい場所や地震後の建物など危険な場所での情報収集などの用途を想定している。

 小さな機体には前方や下方を映し出す超小型カメラのほか6自由度の小型慣性航法装置や加速度センサー、超音波高度計などの電子機器を搭載している。その特徴は、非常に安定して飛行することだ。建物内の通路や階段も難なく通過し、必要な時はピタッと空中に静止することもできる。

 この機体の操縦は、iPhoneやAndroid端末などを使って行う。

フォーラムエイト東京本社内を飛行する無人ヘリコプター「AR.Drone」(写真:家入龍太)
フォーラムエイト東京本社内を飛行する無人ヘリコプター「AR.Drone」(写真:家入龍太)

小さな機体にはカメラやセンサー、慣性航法装置などがぎっしり搭載されている(写真:家入龍太)
小さな機体にはカメラやセンサー、慣性航法装置などがぎっしり搭載されている(写真:家入龍太)

 機体を操縦するための電波は、無線LAN(Wi-Fi)を使っている。iPhoneやAndroid端末などに搭載されたWi-Fi通信機能によって30~50mまで離れて飛行することができる。Wi-Fiのアクセスポイントを増設すれば、さらに飛行範囲を広げることができる。

 操作はとても簡単だ。コントロール用アプリをインストールしたiPhoneなどの画面上に表示されるボタンを押して操縦する方法のほか、iPhoneなどの本体を飛行させたい方向に傾けることで直感的に操縦する方法もある。

 iPhoneなどをコントローラーに使うメリットは、機体のカメラが撮影した画像をリアルタイムに手元で見られることだ。従来の無線操縦装置を使った場合、画像の伝送に別の送信機などを取り付けなければいけなかったが、Wi-Fi通信機器は操縦だけでなく取得したデータの送信など、幅広い用途に対応できるのだ。

コントローラーに使っているiPad Touch。その画面には機体に搭載した小型カメラの映像がリアルタイムに映し出される (写真:家入龍太)
コントローラーに使っているiPad Touch。その画面には機体に搭載した小型カメラの映像がリアルタイムに映し出される (写真:家入龍太)