入居者に聞く(2):外注するだけでなく、自ら加工に挑戦

 重村氏の隣に事務所を構えるデザイン会社POINT代表の長岡勉氏も建築家だ。2003年に発足した「co-lab」というシェアオフィスの立ち上げメンバーでもある。co-lab 渋谷アトリエに入居した理由について「自分のアトリエとデジタル工房が隣接していることが最大のメリットと感じた。」と説明する。「周囲のクリエーターにはものづくりにたけた人が多いので、そこから刺激を受けて自分のものづくりに生かしたい」(同)。

 長岡氏は「小屋シリーズ」という組み立て式の大型家具を受注販売している。コンピューター制御のルーター木工所にCADで設計したデータを送るという方法で、加工を外注している。「レーザーカッターや3Dプリンターはあまり使ったことがなかったが、この工房には加工機械があるのでいろいろと試してみたい」と長岡氏は、新たなものづくりにチャレンジする意欲が満々だ。

工房に隣接する共用作業スペースでデザインに取り組むPOINT代表の長岡勉氏(手前。写真:重村珠穂氏)
工房に隣接する共用作業スペースでデザインに取り組むPOINT代表の長岡勉氏(手前。写真:重村珠穂氏)

POINTが作成したジュエリーショップのデザイン。JCD金賞を受賞した(資料:長岡勉)
POINTが作成したジュエリーショップのデザイン。JCD金賞を受賞した(資料:長岡勉)

東京・恵比寿のオフィス事例。接客スペースやミーティングスペースといったパブリック性の高いスペースをエントランスからクローバー状にレイアウトし、その回りをプライベート性の高いワークスペースとした(資料:長岡勉)
東京・恵比寿のオフィス事例。接客スペースやミーティングスペースといったパブリック性の高いスペースをエントランスからクローバー状にレイアウトし、その回りをプライベート性の高いワークスペースとした(資料:長岡勉)

東京・芝浦にあるマンションの改修計画。建築・グラフィック・植栽が重なり合うことで、一つの連続した全体像をつくり出そうとした。松井亮氏と福津宣人氏とのコラボ作品(資料:長岡勉)
東京・芝浦にあるマンションの改修計画。建築・グラフィック・植栽が重なり合うことで、一つの連続した全体像をつくり出そうとした。松井亮氏と福津宣人氏とのコラボ作品(資料:長岡勉)