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BIMの教育コースを開設

 BIM導入に対する補助金制度と連動しているのが、建設関連の技能や技術を教える教育機関「BCAアカデミー(BCA Academy of the built environment)」で解説しているBIMに関する講座だ。その中には、BIMの専門資格を取得できるコースや、BIMモデリングやBIMマネジメント、そしてデベロッパーやファシリティー・マネジャー向けのBIMプランニングコースがある。

BCAアカデミーの校舎(左)とクレーンやバックホーを練習中の実習場(写真:家入龍太)
BCAアカデミーの校舎(左)とクレーンやバックホーを練習中の実習場(写真:家入龍太)

校舎内にある教室案内の電光掲示板には「BIMマネジメント」のコース名も。この日、日本のサッシメーカーの技術者もこのコースを受講していたことか後で分かった(写真:家入龍太)
校舎内にある教室案内の電光掲示板には「BIMマネジメント」のコース名も。この日、日本のサッシメーカーの技術者もこのコースを受講していたことか後で分かった(写真:家入龍太)

●BCAアカデミーのBIM関連コース (BCAの資料を元に筆者が作成)
科目名形態オンライン受講
BIMスペシャリスト資格コース長期パートタイム。専門家証書コース不可
BIMモデリング短期コース個人、会社とも可
BIMマネジメント 短期コース個人、会社とも可
BIMプランニング(デベロッパー、ファシリティー・マネジャー向け) 短期コース個人、会社とも可

 BIM導入の補助が認められるためには、CORENETを通じたBIMモデルによる電子申請を行う必要があるほか、最低1人のスタッフにBCAアカデミーが主催するBIMモデリングまたはBIMマネジメントのコースを受講させる必要がある。

 また、「プロジェクトコラボレーション」の申請者はBCAの担当官を最低1回、プロジェクトの調整会議に参加させなければならない。

 さらにBIMによる生産性向上や不整合の回避、業務ワークフローの改善などを説明した報告書も提出しなければならない。求められる生産性向上効果は、申請3回目までは最低10%、4回目以降は20%が求められる。

 また申請回数が多くなるほど、申請対象となるプロジェクトの規模が大きくなり、BIM導入による生産性向上効果のハードルも高くなる。

 BIM導入に対する補助金申請をクリアすることは、設計事務所などのBIM導入の規模や効果の向上を図るためのインセンティブにもなっている。