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日本製VRソフトも使用

 スイーホン社では3Dモデル作成や鉄筋の詳細設計を行うメーンのBIMソフトとしてドイツ・ネメチェック社の「Allplan」を使用し、鉄骨構造の詳細設計にはフランス・ガイテック社の「Advance Steel」、型枠設計や数量計算にはドイツ・ネメチェック社の「Allplan Precast」、そしてプレゼンテーション用には日本のフォーラムエイトが開発したバーチャルリアリティー(VR)ソフト「UC-win/Road」を使用している。

 このほか景観検討には「SketchUp」(米国・トリンブル社)、施工手順の検討には「iTWO」(ドイツ・リブ社)、コンピューターグラフィックス(CG)や動画の作成には「Maya」(米国・オートデスク社)や「3ds Max」(米国・オートデスク社)など、様々なソフトがある。

使用しているBIMソフトはデータ交換によって連携する(資料:Swee Hong)
使用しているBIMソフトはデータ交換によって連携する(資料:Swee Hong)

BIMの使用を前提とした社内部門間のワークフロー(資料:Swee Hong)
BIMの使用を前提とした社内部門間のワークフロー(資料:Swee Hong)

BIMによる社内ワークフローと使用ソフトの関係(資料:Swee Hong)
BIMによる社内ワークフローと使用ソフトの関係(資料:Swee Hong)

 BIMモデルデータはAllpanを軸として、これらのソフトとIFC形式などで連携している。BIMソフトを導入しただけではなく、BIMに対応した組織を作り、社内のワークフローも整えた。

 こうしたBIM活用体制を見ると、かなり以前からBIM活用に取り組んでいたように思えるが、同社のBIM歴は意外にも浅い。リム氏は「本格的にBIMを使い始めたのは2009年からだ」と説明する。BIMの導入費用はハード、ソフト、そして教育訓練を含めて約100万シンガポールドル(約6500万円)かかった。

スイーホン社のアシスタント・ディレクター、ケネス・リム氏。いつもノートパソコンを持ち歩き、BIMで作業できるようにしている(写真:家入龍太)
スイーホン社のアシスタント・ディレクター、ケネス・リム氏。いつもノートパソコンを持ち歩き、BIMで作業できるようにしている(写真:家入龍太)