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BCAもスイーホン社の取り組みを絶賛

 BCAはBIMの普及を図るため、BIMによる「サクセスストーリー」の発掘・報道に努めている。スイーホン社の取り組みもBCAの注目するところとなった。BCAが発行する建設情報誌「ビルド・スマート(build smart)」の2011年12月号で、同社のBIM活用が2ページにわたって大々的に紹介されたのだ。

BCAが発行する「ビルド・スマート」誌。「BIM特集」となった2011年12月号の表紙(左)とスイーホン社の取り組みを紹介した記事(右)(資料:BCA)
BCAが発行する「ビルド・スマート」誌。「BIM特集」となった2011年12月号の表紙(左)とスイーホン社の取り組みを紹介した記事(右)(資料:BCA)

 記事の中でリム氏はBIMの導入について次のように語っている。

 「BIMに対する投資は時間の節約を意味する。そして将来のコストダウンにつながる。企業の組織構造や文化、ターゲット市場、そして業務プロセスはそれぞれ異なる。その違いはBIMの導入計画にも影響を及ぼす。特に土木会社には、万能の導入手法はありえない」

 「当社がBIMを導入したとき、いくつかの壁を乗り越える必要があった。社内のワークフローや仕事の手順を入札から施工に至るまでオーバーホールした。そしてBIMの活用に向けて社員の考え方を変革するように促したり、新しい仕事の手順やBIMの教育訓練に時間をとった」

 スイーホン社はBIMの活用について、BCAの「ベストプラクティス・アンド・イノベーションアワード」などの賞を受賞している。BIMのソフト、ハード、教育訓練だけでなく、BIMの活用を前提とした組織づくりや社内のワークフロー整備に戦略的に取り組めば、導入からわずか3年でここまでBIM活用度を高めることができる。

 同社やBCAのBIM導入に対する取り組みは、BIM/CIMの導入を急ぐ日本の建設業にとっても参考になりそうだ。

家入龍太(いえいり・りょうた)
家入龍太(いえいり・りょうた) 1985年、京都大学大学院を修了し日本鋼管(現・JFE)入社。1989年、日経BP社に入社。日経コンストラクション副編集長やケンプラッツ初代編集長などを務め、2006年、ケンプラッツ上にブログサイト「イエイリ建設ITラボ」を開設。2010年、フリーランスの建設ITジャーナリストに。IT活用による建設産業の成長戦略を追求している。
家入龍太の公式ブログ「建設ITワールド」は、http://www.ieiri-lab.jp/ツイッターやfacebookでも発言している。